ふもとっぱらキャンプで気づいた「不便さ」こそ最高の防災訓練だった話

ふもとっぱらキャンプで気づいた「不便さ」こそ最高の防災訓練だった話
公開: 2026年2月16日更新: 2026年4月27日元消防士・ヒロ

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最終更新日: 2026年4月27日

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防災グッズを揃えたはいいけど、押し入れの奥で眠っていませんか?「いざという時、本当にこれ使えるのかな…」なんて不安になったり。僕も昔はそうでした。でも、先日ふもとっぱらキャンプ場に行って、改めて気づいたんですよ。最高の防災訓練って、実は「キャンプ」なんじゃないかって。

この記事では、キャンプ歴15年の僕が、ふもとっぱらで体験した「あえて不便を楽しむキャンプ」が、どう防災に直結するのかを、実際に使った道具の話も交えながら全部お話しします。この記事を読めば、ただ防災グッズを揃えるだけじゃなく、それを使いこなすための本当の「備え」が何なのか、きっとわかるはずです。

目次

なぜ今、あえて「ふもとっぱら」で不便を体験するのか

こんにちは、キャンプ歴15年の防災マニア、私です。突然ですが、皆さんは「防災訓練」と聞くと何を思い浮かべますか?おそらく、ヘルメットを被って避難経路を確認する、といった地域や会社の訓練を想像する方が多いのではないでしょうか。もちろんそれも大切なんですけど、僕が提案したいのはもっと実践的なもの。それが「防災キャンプ」です。

今回、その舞台として選んだのが、キャンパーの聖地とも呼ばれる「ふもとっぱらキャンプ場」。目の前に広がる雄大な富士山が魅力の素晴らしい場所です。ですが、僕がここを選んだ理由は景色だけではありません。あえて「不便さ」を体験するためなんです。

ふもとっぱらが防災訓練に最適なワケ
  • 広大すぎて水場やトイレが遠い(=インフラが制限された状況の疑似体験)
  • 電源サイトが少なく、多くの場所で電気が使えない
  • 天候が急変しやすく、風や雨への対策が必須になる

便利なオートキャンプに慣れてしまうと、つい忘れがちになるんです。電気がなければ明かりもつかないし、スマホの充電もできない。蛇口をひねれば水が出るありがたみも。これって、災害時の状況とすごく似ていると思いませんか?

だからこそ、あえてインフラが最低限の環境に身を置いて、自分の持っている防災グッズやキャンプギアが本当に役立つのかを試す必要があるんです。「普段使いできてもしもに役立つ」を信条とする僕にとって、ここは最高の実験場なんですよね。

【実体験】電気も水道も最低限。ふもとっぱらで過ごした1泊2日のリアル

今回の防災キャンプは、あえて電源なしのフリーサイトを選びました。電気はポータブル電源、水は20Lのウォータージャグだけが頼りです。この縛りが、想像以上に多くの気づきを与えてくれました。

まず、日が暮れてからが本番でしたね。あたりは本当に真っ暗で、自分のテントの場所を見失いそうになるほど。アウトドア的に言うと、月明かりのありがたさが身に沁みる瞬間です。作業するにはメインのLEDランタンだけでは心もとなく、両手がフリーになるヘッドライトがなければ何もできなかったと思います。

夜ってそんなに暗いんですね…。食事やトイレはどうしたんですか?

良い質問ですね!食事はカセットコンロで調理できる非常食をメインにしました。水が貴重なので、食器は使わずに済むレトルト食品や、キッチンペーパーで拭けば汚れが落ちるフッ素加工のクッカーが本当に役立ちました。まさに自給自足の世界です。

夜中には急に風が強くなり、テントがバタバタと音を立てて煽られる場面も。ペグの打ち方が甘かったかな…と少し後悔しました。こうした自然の厳しさに直面すると、頑丈な道具を選ぶこと、そしてそれを正しく使う知識がいかに重要かを痛感させられます。便利な生活に慣れていると、こういう感覚ってなかなか思い出せないんですよね。

「不便」の中から見えてきた、本当に役立つ防災グッズ3つの条件

この不便な1泊2日を通して、僕が持ち込んだたくさんの「普段使いできる防災グッズ」が、ふるいにかけられました。そして見えてきたのは、本当に役立つものに共通する3つの条件です。防災セットを見直す際に、ぜひ参考にしてみてください。

本当に役立つ防災グッズ 3つの条件
  1. 多機能性:1つで2役も3役もこなせるか
  2. 非電源・省エネ:電力に依存せず、ミニマムなエネルギーで動くか
  3. 直感的な操作性:説明書を読まなくても、誰でもすぐに使えるか

1. 多機能性:荷物はミニマム、機能はマキシマムに

避難時を考えると、持っていける荷物には限界があります。だからこそ、1つのアイテムが複数の役割を果たしてくれることが非常に重要です。例えば、ラジオとライト、モバイルバッテリーが一体になった製品。これ一つあれば、情報収集、明かりの確保、通信手段の維持という3つの役割をこなしてくれます。キャンプでも使えるんですけど、これぞ防災グッズの理想形ですよね。

2. 非電源・省エネ:エネルギーを自給自足する発想

ポータブル電源は確かに便利ですが、充電が切れたらただの箱になってしまいます。災害が長引けば、電力の復旧には時間がかかるかもしれません。そこで輝くのが、電力に頼らないアイテムです。手回し充電機能やソーラーパネル、そして熱源として最強なのがカセットコンロ。カセットボンベさえ備蓄しておけば、電気やガスが止まっても温かい食事を作れます。この「エネルギーを自給自足する」という発想が大切なんです。

3. 直感的な操作性:パニック時でも使えるシンプルさ

災害時は、誰しもパニックに陥る可能性があります。そんな時に、複雑な操作が必要なデジタル機器を使いこなせるでしょうか?説明書を探している余裕はないかもしれません。「ボタンは一つだけ」「ただ開くだけ」といった、誰でも直感的に使えるシンプルさが、いざという時に命を救うのだと改めて感じました。普段から使い慣れている、というのもこの条件に含まれますね。

僕がふもとっぱらに持ち込んだ「一軍防災ギア」たち

今回の不便キャンプで、「これがあって本当に助かった…!」と心から思えた一軍の防災ギアたちをご紹介します。キャンプ歴15年、数々のギアを試してきた僕が、災害時でも絶対に役立つと確信しているアイテムばかりです。普段のキャンプでも大活躍するので、まさに「普段使いできてもしもに役立つ」を体現したラインナップになりました。

Jackery ポータブル電源 1000 Plus楽天

今回のMVPをいきなり紹介します。もう、これがない状況は考えられないですね。Jackeryのポータブル電源です。スマホの充電はもちろん、PC作業用の電力確保、さらには夜間の冷え込み対策に電気毛布まで使えました。ライフラインが絶たれた環境で「電気が使える」という安心感は、精神的な支えとしても非常に大きかったです。

商品名Jackery ポータブル電源 1000 Plus
実売価格¥126,800
容量1264Wh
定格出力2000W
充電時間ACコンセントで約1.7時間
特徴リン酸鉄リチウムイオン電池採用で長寿命

総評:安心感を買う、最強の備え

正直、価格は安くありません。ですが、停電時に家族全員のスマホを何十回も充電でき、情報収集や連絡手段を確保できると考えれば、これはもう「保険」です。特にこの1000 Plusは、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているので、毎日使っても10年以上持つという長寿命設計。防災用品としてしまい込むのではなく、普段からPCの電源などに使って、常に満充電を維持しておくのがおすすめです。

良かったところ
圧倒的な容量と2000Wの高出力ですね。ドライヤーやケトルなど、消費電力の大きい家電も動かせるので、避難生活の質を格段に上げてくれます。別売りのソーラーパネルと組み合わせれば、日中に充電して夜使う…という電気の自給自足も可能になります。これぞ究極の防災対策だと思っています。
気になるところ
唯一の欠点は、約14.5kgという重さです。成人男性なら問題なく運べますが、女性や高齢者の方が階段で運ぶのは少し大変かもしれません。持ち運びやすさよりも、自宅に据え置いて使う「家庭用蓄電池」としての側面が強いモデルですね。

👤 こんな人向け

  • 停電時でも家族の通信手段を絶対に確保したい人
  • 防災備蓄としてだけでなく、普段から節電などに活用したい人
  • ソーラーパネルと組み合わせて、電力の自給自足を目指したい人

Goal Zero LIGHTHOUSE micro FLASH楽天

次に紹介するのは、手のひらサイズの超小型LEDランタンです。メインの照明としては力不足ですが、サブランタンや手元の明かりとしては完璧。トイレに行く時や、カバンの中を探す時など、ちょっとした明かりが欲しい場面で本当に重宝しました。防災ポーチに一つ忍ばせておくだけで、安心感が段違いです。

商品名Goal Zero LIGHTHOUSE micro FLASH
実売価格¥3,599
明るさ最大150ルーメン
点灯時間7〜170時間
機能フラッシュライト(懐中電灯)機能付き
充電方式USB充電

総評:小さいけれど、頼れる光

とにかくコンパクトで軽いのが魅力です。それでいて、最大150ルーメンは手元を照らすには十分すぎるほどの明るさ。USB充電式なので、ポータブル電源があればいつでも充電できるのも防災的にポイントが高いですね。

良かったところ
このサイズ感で、ランタンと懐中電灯の2WAYで使える点です。広く照らしたい時と、遠くをピンポイントで照らしたい時、両方に対応できます。カラビナなどで吊り下げやすいのも、キャンプでは地味に便利でした。
気になるところ
内蔵バッテリーの容量がそこまで大きくないので、スマホの充電機能はおまけ程度と考えた方が良いです。あくまでメインは「照明」と割り切って使うのが正解ですね。

👤 こんな人向け

  • 防災リュックやポーチの中身を、できるだけ軽く小さくしたい人
  • メインランタンとは別に、手元を照らすサブの明かりが欲しい人
  • ソロキャンプや登山など、荷物を切り詰めたいアクティビティが好きな人

SOTO レギュレーターストーブ ST-310楽天

火器類は色々ありますが、防災視点で選ぶなら間違いなくコレです。SOTOのST-310。僕がこのストーブを絶対的に信頼している理由は、燃料が「CB缶(カセットボンベ)」であること。アウトドア用のOD缶と違って、CB缶はコンビニやスーパー、100円ショップでも手に入ります。この入手性の高さこそ、災害時の生命線になるんです。

商品名SOTO レギュレーターストーブ ST-310
実売価格¥7,480
使用燃料CB缶(カセットボンベ)
発熱量2.9kW(2,500kcal/h)
特徴マイクロレギュレーター搭載で低温時も安定した火力

総評:防災用シングルバーナーの最適解

CB缶が使える手軽さに加え、SOTO独自の「マイクロレギュレーター」が本当に優秀です。気温が低い状況でも火力が落ちにくいので、冬場のキャンプや災害時でも安定してお湯を沸かせます。温かい飲み物や食事がどれだけ心と体を温めてくれるか…。今回のキャンプでも、朝靄の中で沸かしたコーヒーの味は忘れられません。

良かったところ
やはり燃料の入手性ですね。アウトドア的に言うと、燃料の互換性は非常に重要です。また、4本の大きな五徳は安定感抜群で、大きめのクッカーを置いても不安がありません。調理のしやすさは、そのまま非常時のストレス軽減に繋がります。
気になるところ
構造上、輻射熱でテーブルが熱くなることがあります。特に木製のテーブルで長時間使う際は、遮熱板を用意した方が安心です。また、点火アシストレバーは標準装備ではないので、追加で購入することをおすすめします。

👤 こんな人向け

  • 初めてキャンプ用のバーナーを買うすべての人
  • 実用性を重視し、災害時にも確実に使える熱源を確保したい人
  • 家庭用のカセットコンロと燃料を統一して備蓄を効率化したい人

スノーピーク 焚火台L楽天

最後に紹介するのは、少し毛色が違いますが、スノーピークの焚火台です。これは直接的な防災グッズというより、「心のケア」と「暖房兼調理器具」としての備えですね。電気が止まり、情報も限られる中で、揺らめく炎を囲む時間は想像以上の安心感を与えてくれます。もちろん、暖を取ったり、調理をしたりといった実用性も兼ね備えています。

商品名スノーピーク 焚火台L
実売価格¥3,280 ※サイズにより異なる(Lサイズは約¥17,600)
材質ステンレス
サイズ455×455×315(h)mm
重量5.5kg
特徴高い耐久性と美しいデザイン

総評:一生モノの、心の備え

非常に頑丈な作りで、正しく使えば文字通り一生使えます。設営も一瞬で、パッと開くだけ。災害時には、庭先で暖を取りながら調理をする、なんて使い方もできます。燃料はそこら辺に落ちている薪や木材。究極の自給自足ですね。

良かったところ
設営・撤収のシンプルさと、圧倒的な剛性感です。重いダッチオーブンを乗せてもびくともしません。逆ピラミッド形状は燃焼効率も良く、初心者でも簡単に火を育てることができます。
気になるところ
本体だけでも5.5kgとかなり重く、収納ケースやベースプレートなどを揃えるとさらに重くなります。オートキャンプが前提のギアであり、徒歩での避難には向きません。自宅での備えと割り切る必要があります。

👤 こんな人向け

  • 自宅の庭などで焚き火ができる環境にある人
  • キャンプという趣味を通して、実践的な防災スキルを身につけたい人
  • 災害時の暖房や調理手段として、電気・ガスに頼らない方法を確保したい人

失敗談:正直これは持っていかなくても良かった…「便利すぎる」キャンプ道具

さて、ここまでは成功体験を中心にお話ししてきましたが、もちろん失敗もありました。むしろ、この失敗こそが今回のキャンプで得た大きな学びだったかもしれません。僕が「これは今回の趣旨には合わなかったな…」と後悔したのが、「スマホ連動型の多機能LEDランタン」です。

普段のファミリーキャンプでは、Bluetoothスピーカーになったり、スマホアプリで光の色や明るさを自由に変えられたりと、場を盛り上げてくれる最高のアイテムなんです。子どもたちも大好きですしね。キャンプでも使えるんですけど、今回の「防災シミュレーション」という観点から見ると、完全にオーバースペックでした。

いやー、完全に僕の判断ミスでしたね。アウトドア的に言うと、オーバーテクノロジーってやつです。

なぜ失敗だったのか。理由は3つあります。まず一つ目は、操作が直感的ではないこと。いざ使おうとした時に「あれ、Bluetoothの接続どうやるんだっけ?」と一瞬考えてしまいました。災害時の混乱した状況で、こんなに多機能なものをスムーズに使える自信がありません。結局、物理ボタン一つで点灯するGoal Zeroのランタンばかり使っていました。

二つ目は、電力消費の問題です。スピーカー機能などを使えば、当然バッテリーの減りは早くなります。貴重なポータブル電源の電力を、照明以外の機能で消費してしまうのは、防災的には悪手でした。エネルギーは、生命維持に直結する用途にこそ優先して使うべきだと痛感しました。

そして三つ目の理由が、「スマホ依存」のリスクです。もしスマホの充電が切れてしまったら、このランタンの多機能性はほとんど意味をなさなくなります。単体で完結しないギアは、ライフラインが絶たれた状況では非常に脆弱です。防災グッズは、できるだけシンプルで、単体で機能するものが望ましいと改めて学びました。

この経験から得た教訓は、「平時の便利が、有事の足かせになることもある」ということです。普段の快適なキャンプで活躍する道具と、極限状況で本当に命を助けてくれる道具は、必ずしもイコールではない。この視点を持つことが、防災グッズ選びでは何よりも重要なのかもしれません。

キャンプは最高の防災シミュレーション。まずは庭やベランダからでも始めてみませんか?

今回のふもとっぱらでの不便なキャンプは、僕にとって最高の防災訓練になりました。電気も水道もガスもない状況を、安全な環境でリアルに体験できたからです。何が必要で、何が不要か。どんな時にストレスを感じ、どうすればそれを乗り越えられるか。机上の空論ではなく、体で学ぶことができました。

いきなりキャンプに行くのは、ちょっとハードルが高いなぁ…

その気持ち、すごく分かります!だからこそ、まずは「おうちキャンプ」から始めてみませんか?

なにも、いきなりテントを張って泊まる必要はありません。例えば、週末のランチを、あえて電気やガスを使わずに作ってみる。ベランダや庭にカセットコンロと備蓄している非常食を持ち出して、お湯を沸かして食べてみる。たったこれだけでも、たくさんの気づきがあるはずです。

「カセットコンロの風よけが必要だな」とか、「この非常食、意外と美味しいけど水がたくさん必要だ」とか。実際にやってみることで、ご家庭の備えのリアルな実力が見えてきます。夜になったら、部屋の電気をすべて消して、ランタンの明かりだけで数時間過ごしてみるのもおすすめです。照明の重要性や、電池の備蓄がどれだけ必要か、肌で感じることができます。

防災って、どうしても「やらなきゃいけない」という義務感で堅苦しくなりがちです。でも、続かなければ意味がありません。キャンプという「遊び」や「楽しみ」を通して、自然と生き抜くための知恵やスキルが身についていく。これが僕の理想とする防災の形です。

電気やガスに頼らず、自分の力で火をおこし、食事を作る。この小さな成功体験が、いざという時に「自分なら大丈夫」と思える大きな自信に繋がります。この記事が、皆さんが楽しみながら防災に取り組む、その第一歩のきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。


まとめ:不便なキャンプは、最高の防災訓練

今回のポイント
  • 電気や水道が制限された「不便なキャンプ」を体験することで、災害時の状況をリアルにシミュレーションできます。
  • 防災グッズはしまい込まず、キャンプで「普段使い」することで、いざという時に本当に役立つ道具かどうかがわかります。
  • 本当に必要な防災グッズの条件は「①電気がなくても使える」「②応用が利く」「③使い慣れている」の3つです。
  • いきなりキャンプが難しくても大丈夫。まずは庭やベランダで道具を使ってみる「おうちキャンプ」から始めるのがおすすめです。

防災って、特別なことじゃないんですよね。キャンプで火をおこしたり、限られた食材で料理したりするのと同じで、ちょっとした工夫と知識で乗り切れることがたくさんあります。この記事が、皆さんの「備え」をアップデートするきっかけになれば嬉しいです。

よくある質問

キャンプ初心者でも、防災キャンプはできますか?

もちろんです!いきなりふもとっぱらのような広大な場所に行く必要はありません。まずは電源や水道が整備された「高規格キャンプ場」で、あえてポータブル電源やカセットコンロだけを使ってみる、という方法から始めるのがおすすめですよ。小さな「不便」を体験するだけでも、立派な防災訓練になります。

紹介されていたポータブル電源ですが、どれくらいの容量があれば安心ですか?

これは難しい質問なんですけど〜、アウトドア的に言うと「何に使いたいか」で決まります。スマホの充電やLEDランタンの使用がメインなら500Whクラスでも十分ですが、冬場に電気毛布を使ったり、複数人のスマホを充電したりするなら1000Wh以上あると安心感が違いますね。僕が使っているJackery 1000 Plusは、普段使いもしやすいバランスの取れた一台です。

マンション住まいで焚き火ができません。代わりになるものはありますか?

焚き火はキャンプの醍醐味ですけど、防災という観点では「熱源の確保」が目的なので、無理にする必要はありません。記事で紹介したSOTOのST-310のようなシングルバーナーや、家庭用のカセットコンロが一つあれば、お湯を沸かしたり簡単な調理ができます。まずはベランダでカセットコンロを使ってお湯を沸かし、コーヒーを淹れてみるだけでも、最高の自給自足体験になりますよ。

防災グッズを揃えたいのですが、何から買うべきですか?

僕がまずおすすめするのは「明かり」です。災害時、夜に停電すると本当に何も見えなくなります。Goal Zeroのような充電式の小型LEDランタンは、普段は枕元に置いておけるし、キャンプでもメインランタンとして使える優れもの。まずは「普段使いできる明かり」を確保するところから始めてみてください。

ふもとっぱら以外に、防災訓練におすすめのキャンプ場はありますか?

水場やトイレがサイトから少し離れている、広めのフリーサイトがあるキャンプ場は訓練になりますね。あえて電源のないサイトを選ぶ、というだけでも十分なシミュレーションになります。大切なのは、少しだけ「不便」な環境に身を置いて、自分の道具で何とかしてみる、という経験をすることです。

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参考情報

この記事を書いた人

キャンパー防災研究家・ノブ

(アウトドア防災ライター)

キャンプ歴15年。東日本大震災をきっかけに「キャンプで培った知識や道具は、そのまま防災に活かせる」と気づき、防災グッズとキャンプギアを組み合わせた独自の「フェーズフリー防災」をSNSやブログで発信しています。

モットーは「防災グッズはしまい込まない。普段使いで遊び倒す!」。愛車で全国のキャンプ場を巡りながら、災害時にも役立つ自給自足のスキルを日々研究しています。

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元消防士・ヒロ
元消防士・ヒロ

元消防士歴15年の防災ライター。現場経験から語る防災知識は実践的すぎて、講演に呼ばれることも。趣味は消防車の写真を撮ること。

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