防災ヘルメット・防災頭巾おすすめ10選【2026年版】地震・落下物から頭を守る選び方

防災ヘルメット・防災頭巾おすすめ10選【2026年版】地震・落下物から頭を守る選び方
公開: 2026年2月8日更新: 2026年6月22日防災が趣味・カズ
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2026年の能登半島地震で、避難中に落下物で頭を負傷した方が僕の知人にいました。彼女は「まさか自分が」と話していましたが、実は自宅にヘルメットを置いていたのに、押入れの奥で存在を忘れていたそうです。その話を聞いて痛感したのは、どんなに高性能なヘルメットも「手の届く場所になければ意味がない」ということ。僕自身、キャンプ歴15年の経験から「普段使いできないものは結局使わない」と実感しています。

この記事では、実際に自宅・車・会社の3箇所に配備して毎日目にしている僕が、安全性と収納性・デザイン性を両立した本当に使える防災ヘルメットと防災頭巾だけを紹介します。


目次

防災ヘルメット・頭巾の選び方|キャンプ目線でチェックする5つのポイント

防災ヘルメット・頭巾の選び方|キャンプ目線でチェックする5つのポイント

防災用のヘルメットや頭巾は、いかに「しまい込まずに、いつでも手に取れる場所に置いておけるか」が命です。アウトドア的に言うと、どんなに高性能なギアも、いざという時にリュックの奥底にあったら意味がないのと同じですね。

ヘルメットか?防災頭巾か?それぞれのメリット・デメリット

最初に決めるのが「ヘルメット」と「防災頭巾」のどちらを選ぶか。それぞれに得意・不得意があるので、住環境や避難計画に合わせて選ぶのが正解です。

種類メリットデメリット
ヘルメット・衝撃吸収性が非常に高い
・落下物から頭部を確実に守る
・火や熱には比較的弱い
・首や肩までは保護できない
・かさばりやすい
防災頭巾・防炎性、難燃性が高い素材が多い
・頭だけでなく首や肩まで覆える
・クッションや座布団として普段使いできる
・ヘルメットほどの衝撃吸収性はない

簡単に言うと、木造家屋で家屋の倒壊リスクを重視するならヘルメットマンション高層階など火災延焼や火の粉が心配なら防炎性の高い防災頭巾がおすすめです。

防災頭巾は、キャンプの焚き火時にも使えます。難燃性素材なので、パチっと飛んでくる火の粉から髪の毛やウェアのフードを守れるんです。防災グッズを遊びにも活かす、これぞ自給自足の第一歩ですね。

安全性の証「国家検定合格品」は絶対条件

ヘルメット選びで絶対に外してはいけないのが「国家検定合格品」であること。厚生労働省が定めた「保護帽の規格」に適合した製品で、ヘルメット内側にラベルが貼られています。この中でも防災用途で必須なのは「飛来・落下物用」の検定です。

チェックポイント

ヘルメット内側にある「労・検」のラベルと、「飛来・落下物用」の記載を必ず確認してください。これが命を守る最低限の保証書です。

通販サイトでは驚くほど安価なヘルメットもありますが、この検定マークがないものは防災グッズとして失格です。僕も以前、デザインだけで選んで検定なしを買い、後で買い直した苦い経験があります。

「折りたたみ式」が最強?収納性と携帯性で選ぶ

「防災グッズを揃えたはいいけど、置く場所がない…」これは防災あるあるの第1位です。その悩みを一発で解決するのが「折りたたみ式」のヘルメット。使わないときはA4サイズくらいに薄くなるモデルもあり、

  • 本棚のファイルボックスの横
  • 玄関の靴箱の隙間
  • 車のドアポケット
  • キャンプ用のコンテナボックス

こんな場所にスッと収納できます。普段使いのリュックに入れておけば、外出先で被災したときにも対応可能。普段から持ち運べるというのは、防災において最強のアドバンテージです。

子供用と大人用の違いは?家族の頭のサイズに合わせる重要性

ご家族のいる方は、必ず人数分のヘルメットを用意してください。「子供には大人用をかぶせればいい」は絶対にNG。サイズが合っていないヘルメットは、衝撃でずれて視界を塞いだり、脱げてしまったりして全く意味がありません。

頭囲(サイズ)の測り方

眉毛の少し上あたりから、耳の上を通って、後頭部の一番出っ張っている部分をぐるっと一周メジャーで測ります。このサイズに合ったヘルメットを選びましょう。

小さなお子さんだとヘルメットを嫌がることもあります。僕の甥っ子も最初は「ヤだ!」の一点張りでしたが、彼の大好きな電車のシールを一緒に貼ったら、「ぼくだけのスペシャルヘルメット!」と大喜びで、今では避難訓練のたびに自分からかぶるようになりました。軽くて好きな色のものを選んであげるのもポイントです。

デザイン性も大事。「見せる収納」ができるか

僕が一番重要視しているのが「デザイン性」です。いかにも「防災グッズです!」という見た目のものは、リビングや玄関に置きたくないですよね。結果、クローゼットの奥に追いやられて、いざという時にどこにあるか分からない…なんてことに。

だからインテリアに馴染むおしゃれなデザインのヘルメットを選ぶんです。玄関のフックに掛けたり、リビングの本棚に置いたり、「見せる収納」ができます。普段から目に見える場所にあれば、いざという時に家族の誰もが「ヘルメットはあそこ!」とすぐ手に取れます。

「普段使いできてもしもに役立つ」という僕の信条では、デザイン性も立派な「普段使い」の要素の一つです。

【普段使いできる】防災ヘルメット・防災頭巾おすすめ10選

【普段使いできる】防災ヘルメット・防災頭巾おすすめ10選

ここからは、安全性はもちろん「キャンプでも使えるか」「普段の生活で邪魔にならないか」という僕なりの厳しい基準で選んだヘルメット・防災頭巾を、正直にレビューします。人を選ぶな、と思った点も包み隠さずお伝えしますね。

【カテゴリ】携帯性バツグン!折りたたみヘルメット

まずは、収納場所に困らず持ち運びにも便利な折りたたみ式のヘルメットから。防災リュックや車のグローブボックスに入れておくのに最適です。

DICプラスチック IZANO 2

実売価格約5,111円
サイズ(収納時)幅222×奥行303×高さ82mm
重量約450g
国家検定飛来・落下物用、墜落時保護用

総評:迷ったらコレ!携帯性と組み立てやすさの完成形

僕が今、メインで愛用しているヘルメットです。車に1つ、防災リュックに1つ、会社のデスクにも1つ常備しています。折りたたみ時のコンパクトさと、組み立てのスムーズさが本当に群を抜いています。組み立てが「パッ」と開くだけの1アクションで完了するところが最高。緊急時は絶対に焦るので、絶対にもたつかない安心感があります。キャンプで強風時に木の枝が落ちてくることがあるんですけど、車からサッと取り出してかぶれる手軽さは、一度体験すると手放せません。

良かったところ

  • A4サイズに収まるコンパクトさ
  • ワンアクションで瞬時に組み立て可能
  • デザインがシンプルで場所を選ばない

気になるところ

  • 他の折りたたみ式に比べると価格が少し高め

👤こんな人向け

  • とにかく簡単・スピーディーに使えるヘルメットが欲しい人
  • 防災リュックや車など、複数の場所に備えておきたい人
  • デザイン性と機能性の両方を重視する人

加賀産業 タタメットBCP

実売価格約4,655円
サイズ(収納時)幅235×奥行297×高さ35mm
重量約375g
国家検定飛来・落下物用

総評:究極の薄さ!本棚や引き出しに忍ばせるならコレ

「薄さ」をとことん追求するなら、このタタメットBCPが最有力候補です。折りたたむと厚さがわずか約3.5cm。本棚やオフィスの引き出しに、書類と一緒にすっぽり収まるのは大きな魅力です。僕が最初に買った折りたたみヘルメットがこれでした。組み立てに少し戸惑った記憶はありますが、慣れれば簡単。この薄さは本当にすごい。オフィスワーカーの方には最高の選択肢だと思います。

良かったところ

  • 業界最薄クラスの収納性
  • 軽量で持ち運びの負担が少ない
  • 立体的な形状で頭部をしっかり保護

気になるところ

  • 組み立てに少し慣れが必要

👤こんな人向け

  • 保管スペースが限られている人
  • 職場のデスクやロッカーに備えたい人
  • 防災リュックの中身をできるだけ軽くしたい人

TOYO SAFETY BLOOM III

実売価格約3,345円
サイズ(収納時)幅263×奥行340×高さ80mm
重量約415g
国家検定飛来・落下物用、墜落時保護用

総評:安全性とギミックが魅力の高スペックモデル

折りたたみ式でありながら、国家検定の「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」の両方を取得している珍しいモデルです。より高い安全性を求める方には心強い存在ですね。ワンタッチでヘルメット形状になるギミックも面白く、カチッとはまる感覚が頼もしいです。ただ、他のモデルに比べて少し重く、折りたたんだ状態でも厚みがあるのがネック。バックパックに入れて持ち歩くよりは、車に常備しておくのに向いているタイプです。

良かったところ

  • 「墜落時保護用」の検定も取得しており安心感が高い
  • ワンタッチでスムーズに組み立てられる
  • 比較的リーズナブルな価格帯

気になるところ

  • 折りたたんでも厚みがあり、収納場所を選ぶ

👤こんな人向け

  • 折りたたみ式でも安全性を最優先したい人
  • 高所での作業や、がけ崩れの危険がある地域に住んでいる人
  • コストパフォーマンスを重視する人

【カテゴリ】安全性重視!スタンダードヘルメット

次は、折りたたみ機能はないものの、保護性能やフィット感に優れたスタンダードなヘルメット。自宅や職場に常備するなら、こちらのタイプがおすすめです。

ミドリ安全 ヘルメット LSC-11PCL

実売価格約2,709円
重量約380g
頭囲51~60cm
特徴女性・子供向け、軽量、カラー豊富
国家検定飛来・落下物用、墜落時保護用

総評:頭が小さい人に!フィット感が抜群の軽量モデル

妻用に購入したのがこのヘルメットです。女性や子供など、頭の小さい方向けに設計されているので、フィット感が抜群。普通のヘルメットだと大きすぎてグラグラしてしまう、という方にぜひ試してほしいですね。妻も「これならピッタリ合う」と喜んでいました。防災用だけでなく、自転車に乗るときや、庭でDIY作業をするときにも使っていて、まさに僕が理想とする「普段使いできてもしもに役立つ」を体現してくれています。

良かったところ

  • 頭の小さい人でもしっかりフィットする
  • 軽量で長時間の着用でも疲れにくい
  • カラーバリエーションが豊富で選びやすい

気になるところ

  • 頭の大きい男性にはフィットしない可能性がある

👤こんな人向け

  • 市販のヘルメットが大きく感じる女性やお子さん
  • 軽さとかぶり心地を重視する人
  • 防災グッズもおしゃれに揃えたい人

谷沢製作所 エアライトS搭載ヘルメット ST#123-JZV

実売価格約4,013円
重量約445g
頭囲53~62cm
特徴高い通気性、発泡スチロールなし
国家検定飛来・落下物用、墜落時保護用

総評:夏の暑さ対策はこれ!抜群の通気性で蒸れない

ヘルメット内部の通気性に特化した革新的なモデルです。夏場の避難や、屋外での作業でも蒸れにくいのが最大の特徴。試しに真夏のキャンプ設営時にかぶってみたんですけど、ヘルメット内を風が通り抜ける感覚がはっきり分かって、驚くほど快適でした。災害時は停電でエアコンが使えない状況も十分に考えられますから、この通気性は大きなアドバンテージになります。自宅の庭で小さな家庭菜園を始めたんですけど、夏の日差しは本当に侮れません。帽子だけだと頭が熱くなりますし、普通の作業用ヘルメットは暑すぎる。

このエアライトSがまさに理想的です。

良かったところ

  • 圧倒的な通気性で夏でも快適
  • 衝撃吸収ライナー(発泡スチロール)がなく、交換の手間いらず
  • フィット感を細かく調整できる

気になるところ

  • 通気孔があるため、雨天時には水が入りやすい

👤こんな人向け

  • 汗をかきやすい人や、暑い地域にお住まいの人
  • 夏場の屋外活動や作業でヘルメットを使う人
  • メンテナンスの手間を減らしたい人

【カテゴリ】子供を守る!キッズ用ヘルメット・防災頭巾

お子さんの頭を守るためのアイテムです。嫌がらずにかぶってくれるか、という視点も大切になります。

デビカ 防災ずきんMT

実売価格約42,480円
サイズ幅280×奥行420×厚さ75mm
重量約260g
材質ポリエステル(難燃加工)
特徴座布団・背もたれとして使える

総評:慣れ親しんだ安心感。普段使いできる「お守り」

学校で使うような防災頭巾です。普段は椅子の座布団や背もたれとして使えるので、置き場所に困らないのが最大のメリット。ヘルメットに比べれば落下物への防御力は劣りますが、子供がヘルメットを嫌がるときに、いつも使っている慣れ親しんだ座布団が頭を守ってくれるのは心理的なハードルを下げてくれます。耳の部分に穴が開いていて、周りの音が聞こえやすいように工夫されている点も好感が持てます。

良かったところ

  • 普段は学童クッションとして使える
  • 難燃性の素材で火災時にも安心
  • 子供が抵抗なく使いやすい

気になるところ

  • ヘルメットほどの衝撃吸収性はない

👤こんな人向け

  • ヘルメットを嫌がるお子さんをお持ちの家庭
  • 小学校入学に合わせて防災グッズを揃えたい人
  • 収納場所を別に確保したくない人

オサメット Osamet Jr.

実売価格約4,400円
サイズ(収納時)幅210×奥行297×高さ45mm
重量約345g
国家検定飛来・落下物用

総評:自分でできる!子供のやる気を引き出すヘルメット

子供用の折りたたみ式ヘルメットです。A4サイズ・厚さ4.5cmに収まるので、ランドセルや通学カバンにも入れやすいのが嬉しいポイント。これは甥っ子へのプレゼントとして贈りました。蛇腹式で簡単に組み立てられるのを自分でやってみせたら、すごく喜んでいました。大人の真似をしてヘルメットをかぶれるのが嬉しいみたいです。「自分で扱える」というのが、子供にとっては大事なポイントなのかもしれませんね。

良かったところ

  • A4サイズでランドセルに収納可能
  • 子供でも簡単に組み立てられる
  • 本格的な仕様でしっかり頭を守れる

気になるところ

  • あご紐の調整が少し子供には難しいかもしれない

👤こんな人向け

  • 登下校時の備えをさせたい親御さん
  • 子供が楽しみながら防災意識を持てるようにしたい人
  • 防災頭巾では不安、という人

【カテゴリ】炎と衝撃から守る!多機能防災頭巾

最後は、ヘルメットとはまた違ったアプローチで頭を守る、多機能な防災頭巾を紹介します。

ファシル ずきん普段はクッション

実売価格約2,780円
サイズ幅450×奥行300×厚さ150mm(クッション時)
重量約490g
材質ポリエステル(難燃加工)
特徴クッションとして日常使いできるデザイン

総評:防災グッズに見えない!リビングに溶け込むデザイン

これはまさに発想の勝利ですね。デザイン性の高いカバーが付いていて、普段はリビングに置いても全く違和感のないクッションとして使えます。防災グッズって、どうしても押入れの奥にしまいがちですが、これならソファにポンと置いておけば、いざという時に家族の誰でもサッと手に取れます。ただ、クッションとしては少し硬めの感触なので、そこは好みが分かれるかもしれません。

良かったところ

  • インテリアを邪魔しないデザイン性
  • 家族全員が場所を把握しやすい
  • いざという時にすぐ手に取れる

気になるところ

  • クッションとしての座り心地は好みが分かれる

👤こんな人向け

  • 防災グッズを隠して収納したい人
  • リビングなど、すぐに手の届く場所に備えを置きたい人
  • デザイン性を重視する人

LESTA ハンドル付き防災頭巾

実売価格約2,045円
サイズ縦460×横280mm
重量約300g
材質ポリエステル(難燃性わた)
特徴避難誘導に便利なハンドル付き

総評:避難誘導を助けるユニークなアイデア

肩までしっかりと覆える大判サイズの防災頭巾です。最大の特徴は、背中に付いているハンドル。避難時に子供を誘導したり、救助者が引っ張り上げたりするのに役立つというユニークな機能が備わっています。このハンドル、面白い発想ですよね。アウトドア的に言うと、レスキュー用のハーネスみたいな感じです。集団で避難する時に、前の人とはぐれないように掴んでおく、なんて使い方もできそうです。素材もかなり厚手で、ガラスの破片などが降りかかってきても安心感があります。

良かったところ

  • 誘導・救助に役立つハンドル付き
  • 肩まで覆う大判サイズで安心感がある
  • 厚手の素材で落下物からしっかり保護

気になるところ

  • ヘルメットに比べて視界がやや狭くなる

👤こんな人向け

  • 小さなお子さんやお年寄りと一緒に避難する可能性がある人
  • 学校や施設など、集団での避難を想定している人
  • より広範囲を保護したい人

タニザワ Crubo クルボ

実売価格約5,100円
サイズフリーサイズ(55~60cm)
重量約200g
材質ポリエステル、ABS樹脂
特徴帽子一体型、普段使いできるデザイン

総評:もっと早く知りたかった!「かぶる防災」の新しい形

これは僕が「もっと早く知りたかった…」と後悔した商品の一つです。防災頭巾とヘルメットのいいとこ取りをしたようなアイテムで、帽子の内側に衝撃吸収ライナーが入っています。何より、普段の散歩やアウトドアレジャーに普通にかぶっていけるデザイン性が魅力です。キャンプでも使えるんですけど、これなら街中でも全く違和感がありません。国家検定品ではないので、本格的な作業用ヘルメットの代わりにはなりませんが、「備えの第一歩」としてや、避難後の屋外活動用としてはすごく優秀だと思います。

良かったところ

  • 防災グッズに見えないカジュアルなデザイン
  • 軽量でかぶり心地が良い
  • 日常的に「かぶる防災」を実践できる

気になるところ

  • 国家検定品ではないため、保護性能はヘルメットに劣る

👤こんな人向け

  • 「いかにも」な防災グッズに抵抗がある人
  • 散歩や自転車、軽いアウトドアなど日常的に帽子をかぶる人
  • ヘルメットを持ち歩くのは面倒だと感じる人

僕が防災ヘルメット選びで後悔したこと

僕が防災ヘルメット選びで後悔したこと

ここでは少し、僕自身の恥ずかしい失敗談をお話しさせてください。皆さんには、僕と同じ轍を踏んでほしくないと心から願っています。

安物買いの銭失い…検定マークなしは「おもちゃ」と同じ

防災を意識し始めた頃、ネットで安価なヘルメットを購入しました。「防災用」と書かれていて、値段も1,000円ちょっと。届いた商品を見て愕然としました。プラスチックがペラペラで、指で押すと簡単にたわむんです。国が定めた安全基準を満たしている証である「国家検定マーク(労・検)」なんてどこにもありません。

これ、本当に頭を守れるのか…?

あまりの不安に、庭で簡単な実験をしてみたんです。ヘルメットを地面に置いて、高さ1mくらいの位置から薪割りで使う木のブロックを落としてみました。そしたら…パキッ!と乾いた音を立てて、あっさりヒビが入ったんです。本当にゾッとしました。これでは落下物から頭を守るなんて到底無理です。命を守るための道具で、数千円をケチった自分を本気で叱りたくなりましたね。アウトドア的に言うと、命を預ける登山ロープの品質をケチるようなものです。絶対にやってはいけないことでした。

それ以来、防災グッズは必ず信頼できる品質のものを選ぶと心に誓いました。

ヘルメットは「国家検定合格品」のマークがあるものを必ず選びましょう。価格だけで選ぶのは命を捨てるのと同じです。

家族の頭のサイズを測らずに買って大失敗

最初の失敗に学び、次はちゃんと国家検定マークの付いた、信頼できるメーカーのヘルメットを買うことにしました。「大人用フリーサイズ」という表記を鵜呑みにして、自分用、妻用、そして子供用にと、同じものをまとめて購入してしまいました。結果は、大失敗。僕にはフィットしても、妻にはブカブカ。少し頭を振るだけでヘルメットがグラグラと揺れてしまいます。子供に至っては、すっぽり深くまで被れてしまい、視界が完全に隠れてしまうほどでした。

地震の強い揺れの中でヘルメットがズレて視界を塞いだら、かえって危険じゃないですか。結局、妻と子供の分はサイズの合うものを買い直すことになり、無駄な出費になってしまいました。

これって、キャンプで使う帽子を選ぶ感覚と全く同じなんですよね。サイズが合わない帽子は風で飛ばされたり、ズレてきてストレスになったりします。防災ヘルメットは、それ以上にシビアに考えなければいけませんでした。面倒でも、購入前には必ず家族みんなの頭囲をメジャーで測って、対応サイズを確認する。この一手間を惜しんだことを、深く後悔しています。

どこに置くのが正解?ヘルメット・頭巾の正しい保管場所

どこに置くのが正解?ヘルメット・頭巾の正しい保管場所

せっかくこだわって選んだ防災ヘルメットも、いざという時にサッと取り出せなければ意味がありません。基本は「いつも自分がいる場所」と「避難経路」に置くこと。僕はこれを「防災のゴールデンゾーン」と勝手に呼んでいます。具体的にどこに置くべきか、3つのポイントに分けて解説しますね。

玄関:避難時に必ず通る「最後の砦」

最も重要な保管場所が「玄関」です。家から脱出する際に誰もが必ず通る場所なので、ここに置いておけば手に取るのを忘れる可能性がグッと低くなります。靴を履きながらサッと手に取って被る、という一連の流れをイメージできるのが理想ですね。

おすすめの置き場所

  • シューズボックス(靴箱)の上
  • ドアにS字フックで吊り下げる
  • 傘立ての横に専用スタンドを置く

僕は、玄関の壁に付けたフックに折りたたみヘルメットを掛けています。車のキーやエコバッグと一緒の感覚ですね。出かける時に毎日目に入るので、防災意識も薄れませんし、存在を忘れることもありません。まさに「見せる防災収納」です。

寝室:就寝中の「無防備」な時間を守る

地震は、私たちが活動している昼間にだけ起きるとは限りません。就寝中の無防備な時間帯に発生する可能性も十分に考えられます。寝ている間に大きな揺れが来たら、まず枕や布団で頭を守るのが基本ですが、落下物から身を守るためにはやはりヘルメットや頭巾が有効です。

すぐに手を伸ばせる場所に置くのが鉄則です。防災頭巾なら枕やクッション代わりにできますし、ヘルメットならベッドサイドのテーブルや、ベッド下の収納ケースに入れておくのがおすすめですよ。

暗闇の中でも手探りで場所が分かるように、定位置を決めておくことが大切です。

リビング・車内:日中の滞在場所にも「分散配置」

最後は「分散配置」という考え方です。家にいる時、多くの時間を過ごすのはリビングではないでしょうか。また、車で外出している時に被災する可能性もあります。アウトドア的に言うと、リスクは分散させるのが基本なんです。一か所にまとめて備えるのではなく、生活動線の様々な場所に備えを配置しておくことで、どんな状況で被災しても対応できるようになります。

  • リビングに:ソファの上に、普段はクッションとして使える防災頭巾を置く。
  • 書斎や子供部屋に:デスクの横にフックでヘルメットを掛けておく。
  • 車内に:トランクに家族分のヘルメットを入れたコンテナボックスを積んでおく。

キャンプでも、食料や水をいくつかのバッグに分けてパッキングします。万が一、一つのバッグを紛失しても、他のバッグがあれば何とかなる。防災もそれと同じで、どこにいても安心感が格段に違ってきますよ。

全商品比較表

ここまで色々な防災ヘルメットや頭巾を紹介してきましたが、「結局どれがいいんだろう?」と迷ってしまうかもしれませんね。最後に、今回紹介した全商品のスペックを一覧表にまとめました。国家検定の有無といった「安全性」と、ご自身のライフスタイルに合う「収納性」を重視して選ぶのがおすすめです。

商品名タイプ国家検定(飛来・落下物用)折りたたみ重量(約)対象特徴
DICプラスチック IZANO 2ヘルメットあり450g大人携帯性と組立てやすさNo.1
加賀産業 タタメットBCPヘルメットあり370g大人業界最薄クラスの収納性
TOYO SAFETY BLOOM IIIヘルメットあり430g大人墜落時保護用も取得
ミドリ安全 LSC-11PCLヘルメットあり×390g女性・子供軽量でフィット感抜群
谷沢製作所 エアライトS搭載ヘルメットヘルメットあり×435g大人抜群の通気性で蒸れない
デビカ 防災ずきんMT防災頭巾なし310g子供座布団として普段使いできる
オサメット Osamet Jr.ヘルメットあり375g子供ランドセルに入る子供用
ファシル ずきん普段はクッション防災頭巾なし490g大人・子供インテリアに馴染むデザイン
LESTA ハンドル付き防災頭巾防災頭巾なし410g大人・子供避難誘導に役立つハンドル付き
タニザワ Crubo クルボ保護帽なし×200g大人普段使いできる帽子型

この表が、あなたとご家族にぴったりの「もしも」の備えを見つける手助けになれば嬉しいです。


まとめ:本当に使える防災ヘルメット選びのポイント

この記事では、僕がキャンプギアを選ぶのと同じ目線で、安全性はもちろん、普段の生活に溶け込む「本当に使える」防災ヘルメット・防災頭巾の選び方とおすすめ商品を紹介してきました。最後に、大事なポイントをまとめておきますね。

防災ヘルメット選びの3つの鉄則
  • 安全性の証「国家検定合格品」を選ぶ
    命を守るための道具です。安価なものやデザインだけで選ばず、必ず「保護帽の規格(飛来・落下物用)」の検定マークがあるものを選びましょう。
  • 「しまい込まない」工夫ができるものを選ぶ
    折りたたみ式で本棚に置けたり、デザインがおしゃれで玄関に飾れたり。普段から目に見える場所に置ける「収納性」と「デザイン性」が、いざという時の生死を分けます。
  • 家族全員の頭のサイズに合わせる
    面倒でも一度、家族全員の頭囲を測ってから購入しましょう。特に子供には、専用のサイズを選んであげることが重要です。

防災グッズは、特別なものではなく「普段使いできる」ことが一番大事。この記事が、あなたとあなたの大切な家族の頭を守る、最高の相棒を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

よくある質問

防災ヘルメットや防災頭巾について、皆さんからよくいただく質問をまとめてみました。

ヘルメットと防災頭巾、結局どっちを選べばいいですか?

これは住んでいる環境によりますね。木造家屋や家具の転倒リスクが高いお宅なら、落下物への防御力が高い「ヘルメット」がおすすめです。一方で、マンションの高層階にお住まいで火災が心配な場合は、炎や煙から顔を守れる防炎性の高い「防災頭巾」が有利です。アウトドア的に言うと、状況によって最適なギアを選ぶのと同じですね。両方のメリットを考えて、ご家庭のリスクに合わせて選ぶのが一番です。

防災ヘルメットに使用期限はありますか?

はい、あります。素材にもよりますが、多くのメーカーではABS樹脂製で3年、FRP樹脂製やPC樹脂製で5年程度を目安としています。見た目に変化がなくても、紫外線などで素材が劣化している可能性があるためです。ヘルメットの内側に製造年月日が記載されていることが多いので、定期的に確認し、期限が近づいたら買い替えることをおすすめします。

子供がヘルメットを嫌がってかぶってくれません…

お子さんには、まず「これは君を守るカッコいい道具なんだよ」と伝えることが大事です。好きなキャラクターのシールを一緒に貼ったり、普段から「防災ごっこ」としてかぶる練習をして慣れさせたりするのも効果的ですよ。また、本文で紹介した「デビカ 防災ずきんMT」のように、普段から座布団として使っているものなら、抵抗なくかぶってくれることも多いです。

自転車用のヘルメットで代用できますか?

無いよりはあった方が絶対に良いです。ただ、自転車用ヘルメットは転倒時の衝撃を想定しているのに対し、防災用(作業用)ヘルメットは上からの落下物に対する強度を重視して作られています。そのため、防災用としては「保護帽の規格」に合格したヘルメットを備えておくのが理想です。自転車用はあくまで「代用品」と考えてください。

折りたたみヘルメットの強度は本当に大丈夫なんですか?

ご心配はもっともですが、この記事で紹介しているような「国家検定合格品」の折りたたみヘルメットであれば、安全性は通常のヘルメットと同等レベルの基準をクリアしています。もちろん、組み立てが不十分だと性能を発揮できないので、いざという時に慌てないよう、購入したらいちど組み立ての練習をしておくことを強くおすすめします。

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参考情報

ヘルメットの安全性や防災情報について、より詳しく知りたい方はこちらの公式サイトも参考にしてみてください。

この記事を書いた人

キャンパー防災研究家・ノブ(アウトドア防災ライター)

キャンプ歴15年、防災グッズのレビューは東日本大震災をきっかけに「アウトドアの知識は災害時に役立つ」と確信し、キャンプギアを防災に活用する研究を始める。「特別な防災グッズは、結局使われずに終わる」が持論。ふだんの生活やキャンプで楽しみながら使える「フェーズフリー」な防災グッズを発信している。夢は家族で電気・ガス・水道に頼らない「自給自足キャンプ」を1週間続けること。

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