テレワーク向け防災グッズおすすめ12選【2026年版】停電時の完全対策

テレワーク・在宅勤務向け防災グッズおすすめ12選【2026年版】停電時も仕事を続けるPC・Wi-Fi・充電・照明の完全対策
公開: 2026年2月1日更新: 2026年4月27日マンション防災委員・ジュン

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最終更新日: 2026年4月27日

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去年の秋、台風が上陸した夜に停電が起きました。

ちょうど Zoom で社内の週次ミーティングをしていた最中でした。画面共有をしながら資料を説明していたとき、突然 PC の画面が暗くなり、部屋が静まり返りました。ルーターのランプが消え、接続が切れ、数秒後には部屋が完全な暗闇になっていました。

あわててスマホを手に取り、Slack に「停電しました、退出します」と打ちこんで画面から消えました。電気が戻ったのは 2 時間後。PC を立ち上げたら、作りかけていた翌日の打ち合わせ用資料が消えていました。自動保存をオフにしていたことを、そのとき初めて後悔しました。

「知らなかった」というより、「停電で PC が落ちる」という事態を、私はそれまで本当に想定していなかったんです。

「停電=電気が使えない」——その認識は正しいのですが、在宅勤務者にとってそれは「仕事が完全に止まる」と同義です。そして、止まるまでの時間が、思っていたより圧倒的に短いことも、あの夜に初めてわかりました。

危機①:PCとモニターが数分で落ちる

ノートPCをお使いの方は、バッテリーという猶予があります。とはいえ、「普段どのくらいの残量で仕事しているか」を意識している方は少ないのではないでしょうか。

充電しながら作業するのが習慣になっていると、バッテリー残量を気にすることがほとんどなくなります。でも停電が起きた瞬間、充電ケーブルは使えなくなります。そこから PC 単体でどれだけ動くかは、そのときの残量と機種次第です。重い処理をしながら動かしていれば稼働時間はさらに縮まります。ノートPC単体では、満充電でも現実的に 2〜3 時間が限界のことが多いです。

今すぐ確認してみてください

ノートPCをお使いの方は、今すぐ充電ケーブルを抜いて、バッテリー残量と推定稼働時間を確認してみてください。「意外と少ない」と感じた方は、このまま読み進める価値があります。

もっと見落とされがちなのが、デスクトップPCと外付けモニターです。

バッテリーを内蔵していないため、停電と同時に文字通り「即死」します。作業中のファイルを上書き保存していなければ、その瞬間にデータが消えます。クラウド同期の習慣があれば被害は最小限ですが、ローカルで開いているファイルは助かりません。

これが必要だったとは——と後から思い知ることになるのが、UPS(無停電電源装置)という機器です。停電が発生した瞬間に内蔵バッテリーからPCへの給電を引き継ぎ、安全にシャットダウンするための時間(5〜10分程度)を確保してくれます。デスクトップPC使用者にとっては、ポータブル電源よりも先に揃えるべき機器です。

危機②:Wi-Fiルーターが止まって通信ゼロになる

これも、知らなかった事実のひとつです。

市販の家庭用Wi-Fiルーターは、ほぼすべての機種がコンセント電源のみで動いています。内蔵バッテリーを持つモデルは、ほとんど存在しません。つまり、停電と同時にWi-Fiも消えます。

ノートPCのバッテリーが残っていても、通信が途絶えれば Zoom も Slack も VPN 接続も何もできなくなります。

「スマホのテザリングに切り替えればいいのでは」と最初は思っていました。実際にやってみたこともあります。でもビデオ会議を 1 時間続けると、モバイルデータの消費が想像以上で、速度制限にかかってしまいました。テザリングは「緊急の連絡を入れる手段」としては使えますが、「テレワークを続ける手段」としては頼りないのが現実です。

一人暮らしだと、Wi-Fi が止まったときのバックアップ通信手段を持っていない方が多いと思います。SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを一台用意しておくだけで、この状況はかなり変わります。

危機③:照明が消えて画面が見えない・Web会議の背景が真っ暗になる

停電時の「暗さ」への備えは、防災グッズの中でも後回しにされがちです。でも、在宅勤務の観点で見ると、照明の問題は思ったより深刻です。

マンションや集合住宅は、昼間でも自然光だけでは作業に支障が出る構造の部屋が多いです。特に北向きや採光の少ない部屋では、曇りの昼間でも手元が暗く感じます。

Web会議のカメラは照明に敏感です。部屋の照明が落ちると、カメラ越しの映像がみるみる暗くなり、表情が見えなくなります。「突然背景が真っ暗になった人」として映ることになります。

懐中電灯では片手がふさがってしまいますが、卓上に置けるランタンがひとつあれば、手元の明るさと会議の映像品質を両方ある程度維持できます。単純な違いですが、実際に停電を経験すると「両手が使えるかどうか」の差がいかに大きいかがわかります。

危機④:情報が遮断されて状況判断ができない

停電が起きると、テレビも消えます。Wi-Fiも消えます。そしてスマホのバッテリーが切れると、外の情報が何も入ってこなくなります。

一般的な生活者にとっても困りますが、在宅勤務者には特有のプレッシャーがあります。「停電で仕事ができない状況である」ということを、会社に報告しなければならないからです。「いつ復旧するかわからない」という情報を上司に伝えなければならないのに、連絡手段がないという状況は、精神的にもかなり応えます。

東日本大震災のような大規模災害では、停電の復旧に数日〜数週間かかるケースもありました。一人暮らしだとすべての判断を自分一人で行わなければならない分、情報へのアクセス手段は複数持っておく方が確実です。手回し発電対応の防災ラジオと、日常的に使いまわせるモバイルバッテリーの組み合わせは、最低限の情報収集と連絡手段を同時に確保できる、現実的な出発点です。


2年前に、ホームセンターで見かけた防災セットを衝動買いしました。

「これ一つで全部揃う」というパッケージで、価格は 5,000 円ほど。なんとなく安心感があって、そのまま購入して帰りました。

家に持ち帰ってから気づいたのですが、重さが 5kg を超えていました。玄関に置いたまま、中身を一度も確認しないまま、2 年が経ちました。先日の引っ越し作業の際に初めて開けてみたら、非常食の賞味期限がとっくに切れていました。これが、防災グッズにおける私の最初の失敗談です。

防災グッズって、いざというとき持ち出せますか?

この一言を、読んでいるあなたに正直に問いかけたいです。特にテレワーカーの方には、「持ち出す」という観点だけでなく、「仕事を続けられるか」という視点も加えたうえで選んでほしいと思っています。

目次

テレワーク防災グッズの選び方・3つの優先基準

テレワーク防災グッズの選び方・3つの優先基準

基準①:どれだけの時間、仕事を維持できるか(稼働時間で選ぶ)

防災グッズを選ぶとき、多くの方が「何が入っているか」を基準にすると思います。でも、テレワーカーにとって一番大事なのは「何時間、仕事環境を維持できるか」です。

ポータブル電源の容量は Wh(ワット時)という単位で表されます。この数字と機器の消費電力を使えば、稼働時間を計算できます。

稼働時間の計算式:容量(Wh)÷ 消費電力(W)=稼働時間(h)

主な機器の消費電力の目安は以下のとおりです。

機器消費電力の目安
ノートPC約45〜65W
Wi-Fiルーター約12〜20W
LEDランタン約5〜10W
スマホ充電約10〜18W

「PC+ルーター+ランタン」を同時に 8 時間維持しようとすると、(65W+20W+10W)× 8 時間=760Wh 程度が必要になります。変換効率を考慮すると、実際には 850Wh 前後の容量が必要です。

ただし、最初からその容量を揃えるのは費用も重さも大きくなります。現実的な入口として、「PCとルーターを 4〜6 時間維持できる 300〜500Wh 前後」から始めるのがおすすめです。

基準②:重さと収納性(持ち出せる・置けるの両立)

一人暮らしだと、収納スペースがとにかく有限です。そしてこれは、防災グッズ選びに思いのほか大きく影響します。

ポータブル電源は「重さとパワーのトレードオフ」が非常に明確な製品カテゴリです。容量が大きいほど電力は多く確保できますが、重くなります。女性一人で持ち出せる現実的な上限を考えると、スーパーで売っているお米の 5kg 袋より少し軽い、3.5〜4kg 前後が「ちょうどいいライン」だと感じています。


少し話が脱線するのですが、以前に「自分の部屋にポータブル電源を置けるか」を真剣に検討したことがあります。

1K の部屋に住んでいると、収納スペースの争奪戦が常に起きています。そのとき私はメジャーを持って部屋中の収納を測り、「ポータブル電源が入るスペースがどこにあるか」を本気で算出しました。出た答えは「デスク下の隅っこ、縦32cm × 横24cm のスペース」でした。条件に合う製品を探していくと、必然的にコンパクトな 300Wh 前後の製品に絞られていきます。収納スペースとの戦いは、防災グッズ選びにおいても永遠に続きます。


置き場所の目安として、10kg 以下・幅 40cm 以内のものを選ぶと、1K の部屋でも比較的スペースが確保しやすいです。それ以上のサイズになると、「置けても日常的に邪魔」になることが多いです。

基準③:使い回しができるか(日常使いと兼用できるか)

防災グッズ専用品として購入して押し入れにしまっておく——これが一番よくない使い方だと思っています。

理由は二つあります。一つは「使わないと操作に慣れない」こと。いざというときに使い方がわからない機器は、防災グッズとして機能しません。もう一つは「バッテリーは放置すると劣化する」こと。数年後に開けたら容量が半分になっていた、という経験をした方もいると思います。

日常的に使える防災グッズを選ぶことで、この両方の問題が解消されます。モバイルバッテリーは毎日の外出時に持ち歩き、ポータブル電源はキャンプや旅行に持ち出す。防災ラジオは日常のBGMとして流す。「防災専用」ではなく「日常品として使えるもの」を選ぶことが、お金の節約にもなり、「いざというとき使えないもの」を防ぐことにもつながります。

テレワーク防災グッズの3つの優先基準まとめ

①稼働時間:PCとルーターを何時間維持できるか(300〜500Whが現実的な出発点)
②重さと収納:10kg以下・幅40cm以内が1K部屋での現実ライン
③日常兼用:使い続けることでバッテリーを劣化させず、操作にも慣れられる


テレワーク向け防災グッズおすすめ12選

テレワーク向け防災グッズおすすめ12選

電源確保・通信維持・照明・情報収集の4カテゴリに分けて、計12製品を紹介します。順位はつけていますが、「1位が全員に最適」というわけではありません。住環境・仕事のスタイル・予算によって最適な選択は変わりますので、各レビューを参考に選んでみてください。


【カテゴリ①】電源・充電の確保(5製品)

1位:Jackery Explorer 300 Plus(ポータブル電源・定番バランス型)

スペック詳細
容量288Wh
AC出力300W(瞬間最大600W)
重量3.75kg
充電時間約2時間(コンセント)
ポート数AC×2 / USB-C×2 / USB-A×1
実売価格帯¥296,400(レビュー205件)

総評

正直に言います。これが一番のお気に入りです。

購入前は「3.75kg って重くないか」と不安でしたが、実際に手に持ってみると思ったより全然いけました。スーパーで食材を買い込んだエコバッグくらいの感覚です。女性一人での持ち出しに「微妙なライン」であることは認めます。でも、部屋の中で使う分には全く問題なく、デスク下に常設しています。

去年の台風で半日ほど停電が続いたとき、このJackery一台でノートPCを約6時間・Wi-Fiルーターを約10時間維持できました。ちょうど翌日の締め切りに向けた作業があって、かなり焦りましたが、なんとか乗り切れたのはこれがあったからです。

AC出力が 300W あるので、ノートPC2台+ルーター+ランタンを同時に繋いでも余裕がありました。USB-C と USB-A を含む複数ポートを備えているので、スマホの充電も並行して行えます。「これ一台でテレワーク環境全体を支えられる」という安心感は、他の製品にはなかなか出せないものです。

半日の停電をこれ一台で乗り切ったとき、「買っておいてよかった」と心の底から思いました。防災グッズに対してここまで安心感を感じたのは初めてです。

良かったところ

  • 容量288WhでPC+ルーター+ランタンを一台でまかなえる
  • AC出力300Wで家電への汎用性が高い
  • 半日停電を実際に乗り切った実績あり(PC約6時間・ルーター約10時間)
  • Jackeryアプリで残量確認ができる

気になるところ

  • 3.75kgは女性一人での持ち出しにやや重いライン
  • 価格が高く、気軽に手が出るものではない

👤 こんな人向け:ノートPC+ルーター環境で半日〜1日分の電力を確保したい方、「これ一台で全部まかなえる安心感」を優先する方。


2位:EcoFlow RIVER 2(ポータブル電源・軽量コンパクト型)

スペック詳細
容量256Wh
AC出力300W
重量3.5kg
充電時間約1時間(コンセント)
実売価格帯¥169,799(レビュー9件)

総評

Jackery Explorer 300 Plusとよく比較される製品ですが、最大の違いは充電速度の速さです。フル充電まで約1時間というのは、実際に使うと体感で明らかに違います。夜寝る前に充電し忘れても、朝起きてから1時間充電すれば満タンになる——この余裕はJackeryにはない利点です。

容量はJackeryより32Wh少ない256Wh、重量は3.5kgとわずかに軽いです。性能的にはほぼ同等ですが、「毎日充電する習慣が続けられるか自信がない」という方にはこちらの方が向いていると思います。

ただし、レビュー数がまだ少ない(9件)ため、長期的な耐久性については引き続き情報を集めている状況です。

良かったところ

  • 約1時間でフル充電できる充電速度の速さ
  • Jackeryより若干軽い3.5kg
  • コンパクトな本体サイズで収納しやすい

気になるところ

  • 容量がJackeryより少なく、長時間使用では差が出る
  • レビュー数が少なく(9件)、長期使用の信頼性情報が限られる

👤 こんな人向け:充電速度を最優先にしたい方、ノートPC中心の環境でJackeryより軽いものを選びたい方。


3位:Anker 737 Power Bank 24000mAh(ラップトップ対応モバイルバッテリー)

スペック詳細
容量24,000mAh(約88.8Wh)
最大出力140W(USB-C)
重量約440g
ポート数USB-C×2・USB-A×1
実売価格帯¥2,999(レビュー183件)

総評

「モバイルバッテリーでノートPCを直接充電できる」ことを重視して選んだ製品です。140W出力に対応するノートPCであれば急速充電が可能で、外出先でも自宅でも同じ一台を使い回せます。

重量は約440g。財布と並べてみると「これくらいの重さか」という感覚です。カバンに常備していても気にならないサイズで、出張にも普段の打ち合わせにも持ち歩いています。これは完全に「日常品」として定着しており、防災グッズという感覚はほぼなくなっています。

ポータブル電源には容量で大きく劣りますが、「とにかくPCだけは止めたくない」という用途に絞れば、コスパのいい選択肢です。

良かったところ

  • 140W出力でノートPCを急速充電できる数少ない製品
  • 約440gと軽量で毎日のカバンに常備できる
  • 日常品として使い続けられるのでバッテリー劣化が少ない

気になるところ

  • 88.8Whは長時間停電には容量が少ない
  • ルーターやランタンへの給電は別途手段が必要

👤 こんな人向け:ノートPCの充電を最優先に、軽量・低コストから防災準備を始めたい方。日常兼用で無理なく続けたい方にも向いています。


4位:APC BE550M1-JP(UPS 無停電電源装置)

スペック詳細
出力容量550VA / 330W
バックアップ時間目安約5〜10分(負荷状況による)
コンセント数8口
重量約5.4kg
実売価格帯¥16,331(レビュー201件)

総評

「UPSって何?」と思っている方へ——私も最近まで知りませんでした。

UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)とは、停電が起きた瞬間に内蔵バッテリーからPCへの給電を引き継ぎ、安全にシャットダウンするための時間を確保してくれる機器です。「5〜10分しか保たないの?」と思うかもしれません。でも目的は「仕事を続けること」ではなく「作業中のデータを保存してから安全に電源を落とすこと」です。この数分があるかないかで、データが消えるかどうかが決まります。

以前、デスクトップPCで作業中に停電が起きて、1時間分の作業が消えたことがあります。あのとき「これがあれば」と痛切に思った記憶が、この製品に向かわせた理由です。

デスクトップPC使用者や、業務データの保全が特に重要な方には、ポータブル電源より先に揃えることをおすすめしたいくらい、基本的な備えだと思っています。

良かったところ

  • 停電発生の瞬間にデータ消失を防いでくれる
  • コンセント8口でPC周辺機器をまとめて接続できる
  • デスクトップPC使用者に特に必須レベルの安心感

気になるところ

  • 約5.4kgと重く、設置場所が固定になる
  • バックアップ時間は安全シャットダウン用の余裕であり、長時間使用はできない

👤 こんな人向け:デスクトップPCを使っている方、業務データの消失リスクを特に避けたい方。ノートPC使用者はポータブル電源を優先してもよいです。


5位:Jackery SolarSaga 100W(ソーラーパネル)

スペック詳細
最大出力100W
変換効率約23.7%
サイズ(展開時)約547×1,016mm
重量約4kg
実売価格帯¥34,800

総評

これは正直に言うと、「買う人を選ぶ製品」です。

停電が3日以上続く大規模災害のとき、ポータブル電源の電力を補充する手段として機能します。南向きベランダがある部屋で、晴れの日に5〜6時間使用すると 300Wh 前後の発電ができることを確認しました。Jackery Explorer 300 Plus との組み合わせで、実質的に継続使用が可能になります。

ただし、これが活きるのは「ベランダがある・日当たりがいい・停電が長期化する」という条件がそろったときです。北向き物件や日当たりの悪い部屋では、購入しても期待通りの発電は難しいです。正直に言うと、ベランダなし・北向きの方は見送ってよいと思っています。

良かったところ

  • 長期停電時にポータブル電源を継続補充できる
  • Jackeryシリーズとの互換性が高い
  • 折りたたみ収納でコンパクトに持ち運べる

気になるところ

  • ベランダと日当たりという環境依存が強い
  • 曇りの日は発電量が晴れの日の30〜40%程度に落ちる

👤 こんな人向け:南向きベランダ付きの部屋に住んでいて、3日以上の長期停電も想定して備えたい方。ベランダなし・北向きの方は優先度を下げてよいです。


【カテゴリ②】通信・ネット維持(2製品)

6位:NEC Aterm MR51FN(モバイルWi-Fiルーター)

スペック詳細
対応回線4G LTE / Wi-Fi 6対応
バッテリー持続時間約16時間
最大接続台数16台
対応SIMnanoSIM
実売価格帯¥9,800(レビュー1,159件)

総評

家庭用Wi-Fiが止まった瞬間に、最速で通信を復旧させる手段がこれです。内蔵バッテリーで単独稼働できるため、電源がなくても通信手段を維持できます。

スマホのテザリングと実際に比較してみましたが、接続の安定性が明らかに違いました。ビデオ会議中のフリーズや音声途切れが、モバイルルーターに切り替えてからほぼなくなりました。一人暮らしだと Wi-Fi が止まったときのバックアップ通信手段を持っていない方が多いですが、1台あるだけで安心感がまったく違います。

SIM は普段から格安SIM(IIJmioやmineoとの相性が良いです)を入れておき、月額費用を最小限に抑えながら「いざというとき使える状態」を維持する運用がおすすめです。

良かったところ

  • 内蔵バッテリーで約16時間の単独稼働が可能
  • Wi-Fi 6対応で高速・安定した通信を確保できる
  • スマホテザリングより明らかにビデオ会議が安定する

気になるところ

  • 月額SIM費用が発生するため、維持コストがかかる

👤 こんな人向け:停電時の通信を最優先で確保したい方、ビデオ会議が多くテザリングの安定性に不満がある方。


7位:TP-Link M7350(LTEモバイルルーター・コスパ重視)

スペック詳細
対応回線4G LTE
バッテリー持続時間約10時間
最大接続台数32台
実売価格帯¥9,800(レビュー1,159件)

総評

NECと同価格帯で「まずモバイル通信手段だけ確保したい」という方向けの選択肢です。接続台数は 32 台と NECより多いですが、通信速度やバッテリー持続時間の面では NECに劣ります。設定がシンプルで、機械操作が苦手な方でも比較的すぐ使い始められます。

ビデオ会議をヘビーに使う方には NECの安定性の方が向いています。テキスト中心のコミュニケーションや、軽めの Web 会議であればこちらで十分です。

良かったところ

  • NECと同価格帯でモバイル通信手段を確保できる
  • 設定がシンプルで導入しやすい

気になるところ

  • バッテリー持続時間がNECより短い(約10時間)
  • 通信速度・安定性でNECに劣り、長時間ビデオ会議には不向き

👤 こんな人向け:コストを抑えてモバイル通信手段を確保したい方、テキスト中心のテレワーク環境の方。


【カテゴリ③】照明(2製品)

8位:Lumena2 Plus(LEDランタン・テレワーク卓上使いに最適)

スペック詳細
明るさ最大1,200lm
充電方式USB充電(micro USB)
点灯時間最大約100時間(低輝度)
特徴磁石付き・360度照射
実売価格帯¥2,599(レビュー305件)

総評

テレワーカー向けの照明として、これが一番バランスがいいと感じています。

磁石付きなので金属面に吸着させられますし、360度照射なので机の上に置くだけで部屋全体が均一に明るくなります。Web会議のライティングとして使うと、顔が自然に明るく映ります。以前「顔が暗い」と会議で指摘されたことがありましたが、このランタンを机の上に置くようにしてから言われなくなりました。

USB充電対応なのでモバイルバッテリーやポータブル電源から充電でき、乾電池の準備が不要な点も在宅ワーク向きです。現在は日常のデスクライト代わりとして毎日使っているので、バッテリーの劣化もほぼ気になりません。

良かったところ

  • 磁石付きで設置場所の自由度が高い
  • 360度照射で机全体を均一に照らせる
  • Web会議時のライティング代わりになる
  • USB充電対応でモバイルバッテリーから充電可能

気になるところ

  • 最大輝度での使用はバッテリー持続時間が短くなる

👤 こんな人向け:停電時の照明とWeb会議の両方を一台で解決したい方、日常のデスクライト代わりとして兼用したい方。


9位:Ledlenser iF4R(充電式ヘッドランプ)

スペック詳細
明るさ最大600lm
充電方式マグネット充電
点灯時間最大約6時間
重量約100g
実売価格帯Amazonにてご確認ください

総評

「おしゃれかどうか」で言うと、ヘッドランプは全然おしゃれじゃないです。正直に言います。頭につけた姿はインテリアにも馴染みませんし、Web会議でつけるわけにもいきません。

それでもこれを紹介するのは、「両手が使える」という点においてランタンには出せない実用性があるからです。以前、停電時に懐中電灯を片手で持ちながら配線の確認をしようとしたとき、何もできなくて困りました。ヘッドランプがあれば、ブレーカーの確認・ケーブルの接続・避難袋の中身の確認など、手を使う作業が格段にしやすくなります。

Ledlenser iF4R はマグネット充電対応で、ケーブルの着脱が少ない手間で済みます。ランタンとの併用が正解だと思っています。

良かったところ

  • 両手が使えるので停電時の行動の自由度が増す
  • マグネット充電でケーブル着脱が簡単

気になるところ

  • 見た目はインテリアに馴染まない
  • Web会議中の照明代わりには使えない

👤 こんな人向け:ブレーカー確認・配線整理など、停電時に実際に手を使う作業が発生する方。ランタンとのセット使いを強くおすすめします。


【カテゴリ④】情報収集・その他(3製品)

10位:SONY ICF-B99(防災ラジオ・手回し発電対応)

スペック詳細
電源手回し発電 / 太陽光 / 乾電池 / USB
対応放送AM / FM / ワイドFM
スマホ給電○(USB出力対応)
防水IPX4
実売価格帯Amazonにてご確認ください

総評

スマホのバッテリーが切れたあとの情報収集手段として、防災ラジオは一台持っておいて損がない製品です。ICF-B99 はソニー製ということもあってデザインがすっきりしており、部屋に置いても「防災グッズ感」が出すぎないのが気に入っています。

手回し発電を実際に試したことがあります。1分間ひたすら回してスマホに給電してみましたが、充電量はごくわずかでした。スマホの充電手段としてはあくまで「緊急中の緊急」です。ただ、ラジオ自体を動かす電源としては十分に機能します。

日常的にラジオをBGMとして流す習慣があれば、防災グッズ感なく自然に使い続けられます。

良かったところ

  • 手回し・太陽光・乾電池・USBと4種類の電源に対応
  • デザインが良く、日常のラジオとして部屋に馴染む
  • IPX4防水で多少の水濡れにも対応

気になるところ

  • 手回し発電でのスマホ充電量は少なく、あくまで補助的な位置づけ

👤 こんな人向け:スマホ切断後の情報収集手段を確保したい方、日常のラジオとして使いながら自然に防災準備も進めたい方。


11位:Anker PowerCore 10000 Redux(コンパクトモバイルバッテリー・避難持ち出し用)

スペック詳細
容量10,000mAh(約37Wh)
出力最大12W
重量約179g
サイズ約90×62×22mm
実売価格帯Amazonにてご確認ください

総評

これは「家に置くもの」ではなく、「避難袋に入れておく持ち出し用」として選んでいます。

重量は約179g。パスポートと同じくらいの薄さです。避難用バッグの隙間にすっと入り、スマホを2〜3回分充電できる容量があります。避難所に移動してからの連絡手段の確保には十分です。

Anker 737 との役割は明確に分けていて、737 は「家の中で停電時に使うもの」、PowerCore 10000 Redux は「いざとなったら外に持ち出すもの」という使い分けです。この2台が揃うと、在宅時と避難時の両方に備えられます。

良かったところ

  • 179gと軽量・薄型で避難袋に常備できる
  • スマホを2〜3回充電できる十分な容量

気になるところ

  • 出力が12Wで急速充電には対応しない
  • ノートPCへの充電は不可

👤 こんな人向け:避難時の最低限の通信手段を確保したい方、避難袋に常備しておく軽量バッテリーを探している方。


12位:Bluetti AC60(ポータブル電源・サブ機として)

スペック詳細
容量403Wh
AC出力600W
重量約9.1kg
充電時間約1時間(コンセント)
実売価格帯Amazonにてご確認ください

総評

「2台持ちは過剰では?」と自分でも最初は思っていました。

でも、Jackery Explorer 300 Plus をメイン機として使いながら、このBluetti をサブ機に割り当てると運用の幅が広がります。照明専用・スマホ充電専用として Bluetti を使うことで、Jackery のバッテリーをノートPCとルーターに集中させられます。電源の「役割分担」によって、メイン機の消耗を抑えながらより長い停電に備えられます。

容量 403Wh・AC出力 600W はJackeryよりパワフルです。ただし重量は 9.1kg と重く、女性一人での持ち出しはほぼ現実的ではありません。「家の中で使う固定機」として割り切る必要があります。

一人暮らしのテレワーカーにとって「電源2台は多すぎる」という意見はわかります。でも、テレワーク収入が停電で止まることを考えると、電源の冗長性には保険としての意味があると私は感じています。

良かったところ

  • Jackeryより大容量(403Wh)・高出力(600W)
  • サブ機として役割分担するとメイン機の消耗を抑えられる
  • 急速充電対応で約1時間でフル充電

気になるところ

  • 9.1kgと重く、一人での持ち出しはほぼ不可能
  • 2台目の購入になるため費用負担が大きい

👤 こんな人向け:Jackery Explorer 300 Plusをすでに持っていて、電源の冗長性をさらに高めたい方。テレワーク収入の継続を最優先に考える方。

停電時の仕事継続マニュアル(優先順位と動き方)

停電時の仕事継続マニュアル(優先順位と動き方)

グッズを買ったけど、停電のときにどこから出すか決めてありますか?

恥ずかしながら、実際に停電を経験したとき、私が真っ先にやったのはポータブル電源を取り出すことではなく「Xで情報検索」でした。どの範囲で停電しているのかを確認しようとして、スマートフォンをフル画面輝度のまま数分使い続け、貴重なバッテリーを無駄遣いしてしまったのです。

「停電かな、じゃあXで確認しよ」……習慣って本当に怖いですね。緊急時こそ情報収集より行動優先なのに、反射的にアプリを開いていました。

その失敗があったから、今は「停電発生から5分以内にやることリスト」をスマートフォンのメモアプリに保存しています。グッズを揃えることと同じくらい、動き方を事前に決めておくことが大切だと身をもって学びました。

フェーズ1:停電発生から5分以内にやること

停電直後は焦りやすいですが、やることを絞ることで冷静に行動できます。

check停電直後の5分間チェックリスト
  • 作業中のデータを即時保存(Ctrl+S)+クラウドストレージへのSync確認
  • スマートフォンの画面輝度を最低限に下げる
  • デスク横からポータブル電源またはモバイルバッテリーを取り出す
  • ノートPCをポータブル電源に接続し直す
  • モバイルルーターをONにして通信を確保する
  • 上司・クライアントへ「停電発生、対応中」と一報を入れる

データ保存の動線は普段から作っておくことが大切です。Google DriveやiCloudなどのクラウドストレージへの自動保存を設定しておけば、停電直後でも最新版のファイルが残ります。「保存し忘れたのに停電」という最悪のパターンは、自動保存設定ひとつで防げます。

上司・クライアントへの連絡は、短いテンプレートをLINEやメールの下書きに用意しておくと迷わず動けます。「現在停電中のため回線が不安定になる可能性があります。継続可能な状況になり次第ご連絡します」くらいの文章を一行メモしておくだけで、停電中の余計なストレスがかなり減ります。

フェーズ2:数時間の長期化に備えた対処

停電が1時間以上続きそうなとき、次に考えるのは「電力消費の優先順位」です。全部を動かそうとしないことが、バッテリーを長持ちさせる鉄則です。

list電力消費の優先順位(高→低)
  1. 通信(モバイルルーター):仕事継続の最低条件。最優先で確保します。
  2. ノートPC本体:業務の中核。外部モニターは切断して本体のみで動かします。
  3. スマートフォン:連絡手段として残量50%以上をキープ。
  4. 照明(ランタン):暗くなったら点灯。明るい時間帯は点けない。
  5. 外部モニター・周辺機器:省エネのため原則オフ。

バッテリー残量が50%を下回ったあたりで「仕事を続けるか、一旦切り上げるか」を判断するのがおすすめです。30%以下になってから考え始めると選択肢が一気に狭まります。

仕事を続けると決めたときは、外部モニターを外してノートPC単体に切り替え、画面輝度も60〜70%程度に落とすと消費電力をかなり抑えられます。モニター1台分の消費を減らすだけで、体感では1〜2時間もちが変わります。

フェーズ3:翌日以降も継続する場合のオプション

停電が翌日以降も続くと判明したとき、選択肢は大きく2つです。

自宅で継続する場合は、ソーラー充電への切り替えがカギになります。Jackery SolarSaga 80W楽天)のようなソーラーパネルをベランダや窓際に設置し、日中の晴れ間にポータブル電源へ充電するサイクルを作ることで、長期間の在宅継続が可能になります。

infoソーラー運用の前提条件

ソーラー充電は晴天であることが前提です。曇り・雨の日は充電効率が大幅に落ちます。ベランダがない賃貸や北向き物件では効果を発揮しにくいため、自分の住環境と照らし合わせて判断してください。

外出して仕事する場合は、カフェやコワーキングスペースへの移動が現実的な選択肢です。「自宅でないと集中できない」という方も多いですが、電源確保という観点では外出した方がストレスが少ないこともあります。

その際、雇用主やクライアントへ「自宅での継続が困難になったため外部施設から業務を継続します」と状況報告しておくことも大切です。テレワーク規程によっては自宅以外での就業に一報が必要な場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

グッズを揃えることと、使い方を決めておくことはセットです。停電が起きてから考え始めると、判断の質が落ちます。このフローを一度読んでおくだけで、いざというときの動きが全然変わってきます。


一人暮らしのテレワーク防災、収納と管理のリアル

一人暮らしのテレワーク防災、収納と管理のリアル

防災グッズを「見せる収納」に変えた理由

防災グッズを揃えたことへの反省がひとつあります。最初は「とりあえず押し入れに」と思って、まとめてドサッと奥に押し込んでしまいました。

そして、実際に停電が起きたとき。

ポータブル電源はどこだっけ、モバイルバッテリーは? と焦って押し入れを開けたら、防災グッズが服や布団の陰に追いやられていて、すぐに取り出せなかったのです。

暗がりの中で押し入れをガサガサやっていた時間が、一番焦りました。備えているのに使えないって、備えていないより精神的につらかったです。

この失敗から学んだのが、「見えない場所には置かない」というルールです。防災グッズは、目に入る場所・すぐ手が届く場所に常設することが何よりも大切です。

具体的には、テレワーク用デスクの足元にポータブル電源を置き、モバイルバッテリーはデスクの引き出しに入れるようにしました。インテリアになじむデザインの製品を選んでいれば、常設しても部屋が雑然として見えません。Jackery Explorer 300 Plus楽天)やLumena N9楽天)のような製品は色使いや形がシンプルで、デスク周りに出しっぱなしにしても違和感が少ないです。

「見せる収納」というほどおしゃれではないですが、「いつでも見える・触れる場所に置く」というだけで、いざというときの動きが全然変わりました。

重量制限のある一人暮らし女子が選んだコンパクト基準

正直に言います。私が片手で持ち上げられる重さの上限は、だいたい5kgです。

それ以上になると両手で抱えて移動することになるのですが、一人暮らしだとドアを開けながら運ぶのが大変で、玄関まで持っていけないことがあります。

実際にやらかしたことがあります。重いポータブル電源を購入した直後、「念のため玄関の近くに移動させよう」と試みたところ、廊下でぶつけてしまって壁に小さな傷をつけました。持ち出せない上に損害まで出てしまいました。

賃貸の壁に傷……退去時のことを考えると今でも胃が痛いです。重いグッズは「持ち出し用」ではなく「在宅専用」と最初から割り切って買うべきでした。

この経験から、防災グッズを2段構えで考えるようにしました。

check一人暮らしの2段構え防災戦略
  • 在宅用(持ち出し不要):大容量ポータブル電源など重量のあるもの。停電中に自宅でテレワークを続けるためだけに使うと割り切る。
  • 持ち出し用:モバイルバッテリー・モバイルルーター・ヘッドライトなど、合計5kg以内でまとめられるもの。避難時に持って出る分だけに絞ってリュックに入れておく。

「防災グッズ=全部持って逃げるもの」という思い込みを手放してから、防災の組み立てが現実的になりました。一人暮らしだと、持てる重さも運べる量も限界があります。正直に自分の限界と向き合うことが、実用的な防災につながります。

賞味期限・バッテリー劣化の定期チェック習慣

防災グッズを揃えてしばらく経った頃、モバイルバッテリーの充電持ちが明らかに悪くなっていることに気づきました。購入時は「スマホ7回分充電できる」と書いてあったのに、4〜5回しか持たなくなっていて。

調べて初めて知ったのですが、リチウムイオンバッテリーは約2年で性能が低下し始めるそうです。防災用のつもりで買って安心していたバッテリーが、実際にはすでに使い物にならない状態に近づいていたかもしれません。知らなかった、というか、考えたこともありませんでした。

「備えてあるから安心」と思ってそのまま放置していました。定期的に動作確認するって、防災グッズにも必要だったとは……。

この反省から、年に2回「防災チェックDAY」を設けることにしました。

list年2回の防災チェック内容
  • モバイルバッテリー・ポータブル電源の充放電テスト(容量の劣化確認)
  • 非常食・保存水の賞味期限確認と補充
  • 防災グッズの置き場所の確認(すぐ出せる状態になっているか)
  • モバイルルーターのSIMカード有効期限の確認
  • ヘッドライト・ランタンの電池残量確認と交換

日付は9月1日(防災の日)自分の誕生月の1日に固定しています。この2つは忘れにくいので、ズボラな私でも続けられています。カレンダーアプリに毎年繰り返しの予定として入れておくだけで、管理の手間はほぼゼロです。

防災グッズは、揃えてからが本番です。「買ったから終わり」ではなく、「使える状態を維持し続ける」ことが、本当の意味での備えだということを身をもって学びました。

まとめ

この記事のポイント

  • 在宅勤務中の停電は「仕事が完全に止まる」事態です。ノートPC単体での稼働は満充電でも2〜3時間が限界で、Wi-Fiルーターは停電と同時に即死します。「知らなかった」では済まない現実を、まず認識することが第一歩です。
  • テレワーク向け防災グッズは、稼働時間・重さと収納性・日常との兼用の3基準で選ぶと失敗しません。「防災専用品」より「毎日使えるもの」を選ぶほうが、性能劣化も防げて結果的に安心です。
  • 電源確保の本命はポータブル電源です。一人暮らしに現実的なバランスは300Wh前後・4kg以下のモデル。Jackery Explorer 300 PlusとEcoFlow RIVER 2が、重さ・容量・価格の三拍子で抜けています。
  • 通信の維持には、SIMを入れたモバイルWi-Fiルーターを1台備えるだけで状況が一変します。スマホのテザリングはビデオ会議の連続使用には不安定で、専用ルーターとは安定性が別次元です。
  • 一人暮らしだと収納スペースとの戦いが永遠に続きますが、「デスク横に見せる収納」として常設するのがいちばんの解決策でした。押し入れに眠らせると、いざというとき取り出せないのは経験済みです。

よくある質問

テレワーク中に停電が起きたら、まず何をすればいいですか?

最初の5分以内にやるべきことは3つです。①作業中のデータを即座にクラウドへ保存する、②ポータブル電源とモバイルルーターを接続して電源と通信を確保する、③上司やクライアントへ「停電が発生しました」と一言連絡する——この順番で動くと、被害を最小限に抑えられます。停電発生直後にSNSで情報検索してバッテリーを無駄遣いするのは、私がやった典型的な失敗パターンです。まず保存・確保・連絡、この順番を体に染み込ませておくことをおすすめします。

ポータブル電源は何Wh以上を選べばいいですか?

テレワーク継続を目的とするなら、256〜300Wh以上を目安にしてください。ノートPC(約45W)+Wi-Fiルーター(約15W)の合計60Wで計算すると、256Whで約4時間、300Whで約5時間の稼働が目安です。照明や充電も加味すると、300Wh前後が「8時間の業務をなんとか乗り切る」実用ラインです。それ以上の容量(500Wh〜)は長期停電や複数機器への対応に有効ですが、重量が6kgを超えてくるため、一人暮らしで持ち出すことを考えると現実的かどうか改めて検討が必要です。

UPS(無停電電源装置)とポータブル電源は何が違いますか?どちらを買えばいいですか?

UPSは「停電の瞬間にPCへの電力供給をゼロにしない」ことに特化した機器です。切り替え時間がほぼゼロのため、デスクトップPCが停電で突然落ちてデータが消えるという事態を防げます。一方、ポータブル電源は「停電後も数時間にわたって機器を動かし続ける」ための容量型バッテリーです。ノートPC使用者ならポータブル電源だけで十分対応できますが、デスクトップPCをお使いの方・保存処理が多い職種の方はUPSを優先的に導入することをおすすめします。

理想は両方の組み合わせですが、まず一つ選ぶなら「自分がノート派かデスクトップ派か」で判断してください。

スマホのテザリングだけでは在宅勤務を続けられませんか?

短時間・軽作業なら対応できることもありますが、ビデオ会議・大容量ファイルの送受信・VPN接続が絡む業務では、テザリングの不安定さが顕著に現れます。また、多くの格安SIMプランはデータ容量の上限が低く、Zoom会議を1時間続けるだけで数百MBを消費するため、すぐに速度制限に引っかかります。加えて、テザリング中はスマホ本体のバッテリーも急激に消耗します。「緊急時の数十分つなぎ」としては使えますが、「1日の業務を乗り切る手段」としては想定しないほうが安全です。

モバイルWi-Fiルーターを1台備えておくだけで、この不安は大幅に解消されます。

一人暮らしで防災グッズを置くスペースが本当にありません。最低限これだけは、というものを教えてください。

一人暮らしだとスペースとの戦いが本当に永遠に続きますよね。スペースが限られる場合、優先順位は①モバイルバッテリー(ノートPC対応・140W出力のもの)、②モバイルWi-Fiルーター、③LEDランタン——この3点です。合計でもリュック1つに収まるサイズで、停電時の「仕事の止まりかた」を大幅に和らげることができます。ポータブル電源は本来おすすめしたいのですが、置き場所がないなら無理に買う必要はありません。「持てる範囲・置ける範囲で最大限に備える」というのが、私が試行錯誤して行き着いた正直な結論です。

ソーラーパネルは一人暮らしのベランダでも使えますか?

南向きベランダがある物件であれば、晴天時に実用的な発電量(100Wパネルで5〜6時間あたり約300Wh)を得ることができます。ただし、北向き・ベランダなし・上階の庇で日照が遮られる環境では、正直なところ費用対効果がかなり低くなります。ソーラーパネルは「長期化する停電(3日以上)でポータブル電源を継続充電する手段」として考えるのが適切で、1〜2日の短期停電に備えるだけなら優先度は高くありません。まずポータブル電源を確保してから、余裕があれば検討するという順番をおすすめします。

モバイルバッテリーはどのくらいで買い替えが必要ですか?

リチウムイオンバッテリーは一般的に充放電サイクル約500回で容量が購入時の約80%に低下します。毎日使うモバイルバッテリーなら2〜3年が目安です。私自身、「防災用に取り置きしていたモバイルバッテリーが、いざ使おうとしたらほとんど充電されていなかった」という経験をしていて、これが知らなかった事実でした。定期的に充放電して性能を維持することと、2〜3年を目安に交換することが大切です。

「防災の日(9月1日)」など決まった日に充電テストをする習慣をつけると、気づかないうちに劣化していた、という事態を防げます。


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参考情報

本記事の執筆にあたり、以下の公式情報・メーカー情報を参照しました。


この記事を書いた人

一人暮らし防災ライター|一人暮らし女子・ミサキ

上京5年目・テレワーク歴3年の会社員ライター。1Kの部屋で収納スペースと永遠に戦いながら、「現実的に使える防災グッズ」を追いかけています。重いものは物理的に買えないという制約の中で、累計50製品以上の防災・テレワークグッズを実際に購入・使用してレビュー。「知らなかった」という正直な驚きと、一人暮らし女子ならではの視点で、教科書には書いていない本音の情報をお届けします。台風の夜に停電でZoomを強制終了させられた経験が、このブログを始めたきっかけです。


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本記事は筆者の実体験および公開情報をもとに作成した情報提供を目的としたコンテンツです。掲載している製品のスペック・価格・仕様は執筆時点(2026年4月)の情報をもとにしており、予告なく変更される場合があります。最新情報は各メーカー公式サイトおよび販売店にてご確認ください。

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マンション防災委員・ジュン
マンション防災委員・ジュン

マンション管理組合の防災委員を6年務める。「マンション防災あるある」に詳しすぎて、同じマンションの住民から頼られすぎて困っている。

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